この度、第23回広島県作業療法学会の学会長の任を賜りました丹羽敦(にわあつし)です。学会開催にあたり、学会実行委員を代表してご挨拶申し上げます。
今回の学会のテーマは「❝育成❞と❝伝承❞~これからの❝人財❞を育てる~」です。 作業療法士が誕生して半世紀が過ぎ、この間変動する社会情勢、少子化の中、我々作業療法士も昭和世代から平成世代へと引き継がれてきており、平成世代の有資格者数が過半数を占めるのは時間の問題であります。
このような状況の中、作業療法は、国、地域の保健・医療・福祉のニーズに繋がるものでなくてはならず、病院・施設・在宅での専門力の向上を目的とした作業療法士の育成のあり方は、大きな課題であり、先輩作業療法士から後輩作業療法士へのプロフェッショナリズムの継承が人材育成の上で重要だと考えます。そこで、メインテーマを「❝育成❞と❝伝承❞」とし、さらに、現在、作業療法士の人材育成は量ではなく質の問題であることは既知のことであり、サブテーマを、「❝人材❞を育てる」ではなく、あえて「❝人財❞を育てる」としました。
基調講演には、日本作業療法士協会の理事を長年務められ、教育部長として作業療法士の「養成教育」「生涯教育」に現在もご尽力いただいております、国際医療福祉大学保健学部作業療法学科准教授の陣内大輔先生をお招きし、「将来を担う作業療法士のあるべき姿 -その人財を育成する-」をテーマに、作業療法士育成の現状と課題、今後のあり方を含んだ内容で、ご講演いただきます。
また、午後からは、「作業療法の専門力を育てる -作業療法士の人財育成のあり方-」をテーマにシンポジウムを企画しております。シンポジストには、広島県士会から、広島県作業療法士会会長である済生会広島病院の高木節先生、養成校での教員経験もあり、新人教育を計画的に実践しておられる水永リハビリテーション病院の古澤潤一先生、さらに作業療法士として40年間、教育、研究、臨床、起業家として豊富な経験を持つ広島都市学園大学の近藤敏教授にお願いし、基調講演の講師である陣内先生をコメンテーターとして、参加者皆様との熱心な議論が展開されることを期待しております。
さらに、一般演題も例年どおり、口頭発表、ポスター発表を募集しております。 今回の学会において、新人およびベテランの作業療法士皆様で、これからの作業療法の発展に繋がる活発な意見交換が行われることを期待します。
実行委員一同、多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
第23回 広島県作業療法学会
学会長 丹羽 敦(広島都市学園大学)
第23回広島県作業療法学会実行委員 | |||
学会長 | 丹羽 敦 | 広島都市学園大学 | |
実行委員長 | 宮崎 洋幸 | 広島都市学園大学 | |
副実行委員長 | 谷川 良博 | 広島都市学園大学 | |
総務担当 | 責任者・財務 | 藤田 瑠藍 | ぎおん牛田病院 |
財務補佐・記録 | 山田 貴子 | 広島都市学園大学 | |
企画担当 | 責任者 | 谷川 良博 | 広島都市学園大学 |
山川 敦史 | 広島都市学園大学 | ||
河濱 詩織 | 日比野病院 | ||
久保 晃紀 | 日比野病院 | ||
演題担当 | 責任者 | 山根 伸吾 | 広島大学 |
川畑 なみ | 広島都市学園大学 | ||
会場担当 | 責任者 | 三木 恵美 | 広島大学 |
角田 孝行 | 広島都市学園大学 | ||
山本 健 | よりしま内科外科医院 | ||
広報担当 | 責任者 | 矢田 かおり | 広島市立リハビリテーション病院 |
河本 敦史 | 県立広島病院 | ||
濱西 由希子 | YMCA訪問看護ステーション・ピース | ||
廣井 翔伍 | 小泉病院 | ||
板橋 史典 | 広島市立リハビリテーション病院 | ||
滝川 智絵 | 広島市立リハビリテーション病院 | ||
学会誌担当 | 責任者 | 高島 千敬 | 広島都市学園大学 |
渡邊 哲也 | 広島都市学園大学 | ||
福利担当 | 責任者 | 平尾 文 | 広島都市学園大学 |
県士会担当 | 山本 恵理子 | 小泉病院 | |
会計監査 | 近藤 敏 | 広島都市学園大学 | |
県協会事務局 | 馬場 孝 | 広島県作業療法士会 |